UNIX系OS(LinuxやFreeBSDなど)について目/耳にしている方は少なくはないでしょう。
が、
どういうモノなのか?そして、他のOS(WindowsやMacなど)と比べてどの様な利点があるのか?という事については知らない方が多いのも事実でしょう。
このページでは、UNIX系OSの特徴と魅力を初心者にも解り易いように記していこうと思います。
UNIXの実力は、歴史が語ってくれます。
今現在、皆さんが利用されている「インターネット」ですが、本来は米ソ冷戦時代に戦闘へ備えて米国政府と研究機関との間で開始されたネットワーク「ARPA-net」が起源となります。
そのOSとして選ばれたのが信頼性が高いと評価されたUNIXという訳なのです。
つまりは、現在に置いてもインターネットの基幹はUNIXによって支えられている事となります。
インターネット上にある各サーバのOSの殆どがUNIX系である事実もそこにあるのです。
>>>2003年には、日本政府の各機関のOS全てがUNIXへと完全移行する発表もありました。
では、先程に記した「信頼性」とは何でしょう?
代表として挙げれば、「安定性」や「セキュア(安全)性」となります。
安定性とはそのままの意味で、簡単に表せば「フリーズが少ない」という事です。
この考えは後に、WindowsNT系OS(2KやXP)にも導入され、サーバの一部ではWin.NT系OSを使用する所もあります。
そして、次に挙げた安全性とは、マルチ・ユーザ環境(複数のユーザが同じOSを共用する環境)において、アクセス権限により各利用者のファイル/ディレクトリ使用範囲を限定する事などです。
この機能が無いと、アチラコチラのサーバや機密データなどが誰にでも扱える事となり滅茶苦茶にされてしまいます。
この機能も例外なくWin.NT系OSに導入されています。
この様な理由により、Win.9X系よりもWin.NT系が良いと言われる意味がお分かり頂けたと思います。
では、「UNIXを使わなくてもNTで良いではないか?」との意見が聞こえてきますので、次にUNIXならではの利点を追記していきます。
冒頭で「UNIXはインターネットの基幹を支えるOSである」と記しました。
または、「インターネットとはUNIXそのもの」と言っても決して過言ではありません。
と言うのも、皆さんが普段何気(または知らず)にインターネットを利用している行為自体がUNIXの資源によって実現されています。
例えば、WindowsにてURL(Webサイトのアドレス)を入力する際には「/」によってディレクトリを表している事にお気付きでしょうか?
DOSやXPコマンドに触れた事のある方々なら承知の通り、Windowsにおいてディレクトリは「 \
」によって表されています。
なのに、インターネット利用時には「/」となる・・・この事が疑問に思われた方々の答えがコレなのです。
他にも、遠隔操作(リモート・アクセス)を実現する「Telnet」なども元々はUNIXのツールです。
UNIXには、様々なツール群が存在し、それらを操る為の強力なコマンドとオプションも多数に用意されています。
ですから、UNIXを操る行為はインターネットやその他のネットワークを理解し支配する事となるのです。
その事からも、「ホワイト・ハッカー(善)」や「クラッカー(悪)」といわれる人種が好んで利用するOSともなっています。
もっと細かに言えば、元々UNIXの開発者達自体がハッカー集団であり、その考え/教えは現在もUNIXユーザに受け継がれています。
その(ハッカー的)考えをよく表しているのが「UNIXは基本的に無料配布である」という事でしょう。
誰でも無料にてUNIXを導入する事が出来るのです。
そして、ツール群も有志の手によって開発され無料配布されます。つまり、UNIXに関しては全て無料にて環境構築が可能という事です。
この事がどれだけ素晴らしい事だかは誰にでも理解できるでしょう。
当然ながら、導入経費が極端に低くて済むこの事実も今後の普及に関係してくるでしょう。
ところで、
皆さんはUNIXというと、どの様なインターフェイスを想像されるでしょうか?
「訳のわからないコマンド群が黒い画面(CUI)に淡々と入力/出力されていて、一般のユーザには雲の上のOS」などと思われている方も多いのではないでしょうか。
確かに、UNIXの魅力の一つは強力なコマンド群であります。
しかしながら、UNIX系OSには「X-window」というグラフィカルなインターフェイス(GUI)がありますので、WindowsやMacOSと同様にマウス操作にて作業が行なえるのです。
特に、最近人気のあるUNIX系OSの一つ「Linux(日本ではリナックスやリヌックスと言っていますが・・・本当は「ライナックス」です)」ではWindowsやMacOSからの一般ユーザに受け入れ易い仕様が採用されています。
なお、「Lindows」(Linux+Windowsという事でしょう)というO.S.もあり、WindowsのExplorerとソックリなインターフェイスを持っていますので、Windowsユーザにより受け入れ易い仕様となっています。
<シェル・スクリプトによるプログラミングの魅力>
他のO.S.では固定されているシェル(WindowsのExplorerやMacOSのFinder)ですが、UNIX系O.S.ではユーザの好みで選ぶ余地が与えられています。その事で、より個人に合った環境を得る事が可能である訳です。
そして、そのシェルのコマンド群をバッチ(一括)処理させるように「スクリプト」としての記述をすれば簡易なプログラムも作成できます。
DOSコマンドやXPコマンドの「バッチ・ファイル(.bat)」と同じ事ですが、先程に記したようにこれらとUNIXコマンドとの数と強力さに大きな開きがあります。
つまり、UNIXではWindows等と比べ物とならぬ処理をシェルのコマンドだけで行なう事が可能なのです。
この事もUNIX系O.S.を使う上で非常に魅力的です。
<UNIX導入について>
このページに来られている方の多くがWindowsまたはMacOSのユーザであると思います。
UNIXには色々な派生があり、その中でもLinux系の人気が高まっていますので、先ずはLinux(色々なモノがありますが、どれでも良いでしょう)の導入をお勧めいたします。イザ!となった際の情報収集が楽である事が大きな理由です。
Windows利用の場合、PC-UNIXと同じ「PC/AT互換機」ですので問題はありませんが、Mac利用の場合にはMacOS上で仮想的に起動させられるモノを入手する必要があります。インターネットにて検索して下さい。
PC/AT互換機(Windows/DOS機)においても、HD(ハードディスク)に「パーティション」を設けて新たなOSをインストールする領域を空けなくてはなりません。詳しくは、「Linuxのページ」を参照下さい。
もしも、古い媒体が余っている状況でしたら、それをLinux機として使うのも良いでしょう。Windowsでは動作が重く感じるモノでも十分に間に合います。
破棄せずに有効利用してあげて下さいネ。
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