この間、久しぶりにL.A.のダウンタウンを歩いた。
6th~7thストリートへ着いた時には日が傾き始めていた。
フと気がつくと・・・辺りは怪しい雰囲気。。。。。「そうだった」・・・この辺りはヤバい。
こちらに永く住んで忘れていたが、この辺りは実にヤバイ。
段ボール箱に住んでいらっしゃる方々の縄張りなのだ。
先に言っておくが、日本にいるこの手の方々と一緒にしてはいけない。バリバリに元気が良く、一部は実に狂暴なのだ。
見なれない顔だと皆が一斉に「ジロ」っと見る。
この時、よりによって普段持ち歩かない鞄を持っていた。いかにも何か大事な物が入っていそうだ。
「ああああ、ヤバい・・・実にヤバイぞ!」
私は そう感じながら過去の経験を思い出した。
そう、、、あれは9年前。。。。。
その当時に知り合った日本語を話せる黒人ミュージシャンBB(仮名)等数名と車に乗っていた。
深夜まで豪遊し、何を思ったのか一同は暗闇に埋もれたダウンタウンを目指したのだった。
・・・・・そう、あの時も6thを通った。
辺りには怪しい人影が蠢いていたが、「車の中」という事もあって気にも留めなかった。
しばらくすると、徐々に明るくなってきたので、少々心が軽くなった。やはり、知らずにも緊張はしていたのだろう。
が、しかし
次の瞬間、私たちは目を疑った。
我々が街灯と思っていた その光は
炎(ほのお)
だったのである。
「な、な、なぜに 町中に炎がぁ?!!!」
明らかに車中全員の目が そう叫んでいた。
その炎の大きさは尋常ではなく、明らかにまともな者のなせる業ではなかった。
それを取り巻く多くの人影。
殆どが黒人であった。
寒さをしのいでいる様子だったが。。。。。あれは、、、、、
キャンプファイヤー
その光景は我々の車を停めるのに余りある力を持っていた。
車は急停止し、その音は辺りに響き渡った。
その瞬間、全ての人影が一斉にコチラを向いたのである。
ここからは、もう、映画の世界。
何かを手に持った連中がワラワラと詰め寄ってくる。。。
「カラン」
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
鉄パイプ だ (涙) 。
想像して欲しい。 敵が一人ならば まだしも、、、、、十数名だ。
皆が言葉を失った事は理解いただけるだろう。
「こんな時、映画だったら どう対処する?思い出せ!」
「そうだ!車を急発進させるんだ!!!」
その事を私がBBに伝える前に彼はすでにアクセルを踏んでいた。
黒い人ごみは裂け、雄叫びが走った。
「よし!」と車内の誰もが思った その瞬間。
ヘッドライトの中に一人の男が飛び込んできた。
手には何か小さな物を持っており、こちらに向かって指してきた。
ま、まさか!!!
銃 だ (涙涙涙)。
「なんで、ホーOレスが銃なんか持ってるんだぁ?!」 (一同 ハモり)
発砲されたか否かは分からない。が、とにかく、逃げ切った。
その後、しばらくは皆言葉も無かったが、BBが重い口を開けた。
「黒人は本当に洒落にならないよ。恐いねぇ、アイツ等。」
流暢な日本語だ。
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・・・・って、
「おまえも黒人じゃ~!!!」 (一同)
そんな事を思い出してしまい、少々センチになった私であった。
完
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