MS-DOSは、コマンドを打ち込む事で作業するマイクロソフト社のOSです。 その為に敬遠されがちですが、使えるとPCの使い勝手が大きく向上する便利な物です。 普段Windowsでは行なえない作業を実現できるようになりますし、同様の機能でもより早く作業してくれます。 その上、バッチファイルと言う物を作成するとクリック一発(または自動的に)で複数の作業を行なうようにさせる事が出来るのです。 これはDOSの大きなメリットの1つです。
ところで、Windowsが起動できなくなった場合やHDDを操作する場合などに使用する「起動ディスク」の中身もDOSです。
つまり、そのような緊急時にもDOSの知識が役に立つのです。その他にもファームウェアの書き換え等の場合にも必要な知識となります。
そして、Linux等のUNIXシステムに興味のある方にも大いに参考となります。 LinuxにはX-Windowがありますが、OS本来の力を使う為にはコマンド操作を学ぶ必要があります。 そのコマンド操作の入門として使い慣れたWindowsによるDOSプロンプトを学ぶというのは大いに役立つでしょう。
注)Mac OSにはコマンドラインが提供されておりません。 残念です・・・。
追記)MacOS Xでコマンドが使えるようになりました。詳しくは、「Macについて」ページを参照して下さい。
DOSには2つのモードがあります。 MS-DOS(リアル)モードとMS-DOSプロンプトです。 前者が本当のDOSで、後者がWindows上で使う為にエミュレートされたDOSです。 多くのメジャーなコマンドはMS-DOSプロンプト上で十分に使えます。
このページでは、このプロンプトモードを使用していきます。
とは言え、本来の姿であるMS-DOS(リアルモード)の起動方法を知っておかなければ「いざ」というときに不安でしょうから始めに記しておきます。簡単ですので覚えておいて下さい。
Meを除くWindows9Xシリーズは、起動時に[Ctrl]、または[F8]を押すと出てくる起動メニュー、もしくはWindowsのスタートメニューから「終了」を選ぶと出てくるダイアログで「MS-DOS」を選択します。 これでMS-DOSモードが起動します。
Windows Meの場合、Windowsの起動時間を短縮する為にMS-DOSモードを排除していますのでCドライヴ上にはありません。そこで、「起動ディスク」(FD)から起動します。 起動ディスク作成についてはTips of PCページにあります。
では、DOSプロンプトの話を進めていきましょう。(上で紹介した方法はリアルモードですので、プロンプトモードでは その作業はいりません。)
先ずは、スタートメニューの「ファイル名を指定して実行」に「command」と入力します。 これでプロンプトが開かれます。
C:/WINDOWS/Desktop> と 表示されましたよね?
これは、今現在 「CドライヴのWINDOWSフォルダにあるDesktopフォルダにいる」 事を示しています。
最後の>は、コマンド待ちの状態にある事を示します。
試しに A:(小文字でも良い)と入力してみて下さい。「:」を忘れずに。
すると、フロッピーディスクドライヴが動作する音が聞こえるハズです。 そう、A:はFDドライヴを意味します。
Windowsのマイコンピュータアイコンをクリックして表示する画面で各ドライヴにアルファベットが割り当てられているのを知っている方も多い事と思います。 同じものです。
FDがドライヴに挿入されていないとメッセージが返ってきますが、今回は「a」もしくは「f」を入力してキャンセルしましょう。
そして、「C:」と入力します。 これで、またCドライヴへ戻ってきました。 表示を確認して下さい。
何だかチョット感覚が掴めてきたのではないでしょうか? この時点で、DOS世界への扉は開かれました。 意外に簡単でしょう?
さて、大事な事を次に記しておかねばなりません。 終了のさせ方です。
プロンプトシェルウィンドウ右上のXボタンでも良いのですが、折角コマンド操作をしているのですから ここは最後までカッコ良くコマンドによる終了をしようじゃありませんか。
「exit」 これが終了のコマンドです。 これでDOS世界の扉が閉じました。 早(笑)!!
<WindowsがHDDから起動しなくなったら>
唐突にWindowsが起動しなくなってしまう事があります。「こうなったら もうお終いだぁ」と嘆く前に望みを託してみませんか?
今から、「この為にDOSを学んだのかもしれない・・・」と思えるほどに有り難い話をします。
DOSが起動出来れば、HDDの問題ではなく、レジストリ(詳しくは上級者ページ)というWindowsのデータベースファイルが
エラーを起こしている可能性が高いのです。 だとすれば、バックアップから書き戻せばWindowsが起動するのです。
C:>cd Windows (cdの後は半角スペース)
と、Windowsフォルダに移動し、次に その中の「レジストリチェッカー」を /restoreオプションを付けて 起動します。
C:¥Windows>scanreg /restore となります。 何度も言いますが、オプション前には必ず半角スペースを忘れずに!!
後は、表示されたバックアップ(標準は5つですが、増やせます。詳しくは、上級者ページを参照して下さい。)から選び、再起動するだけです。これは、DOSの知識が無い事には有り得ないテクニックなのです。
上級者ページ(レジストリ)へ行くにはコチラから。 DOSに興味が湧いたら・・・コチラです。
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