まさに神がかり!1投目に80センチのヒラスズキ!南紀古座
7月最初の土日、高槻サーフの吉田氏とフラッと南紀に出かけてみた。
ベラにカワハギでも狙ってみましょか…・雨と強風の悪天候が予想されるので
ランク1匹でも釣れたらオンの字と軽い気持ちで行ってみることにする。
奈良の自宅を夜中の1時に出発しR169の大台超えで一路南紀へ。朝6時半頃から串本大島の白野港でベラを狙って竿を出すが23センチ位のカワハギが4〜5匹釣れただけで向かいから吹きつける強風に我慢できなくなり移動。風裏の伊串・津荷周辺の波止や地磯を軟調竿2本で探り歩き夕方までに私がカワハギの29センチ。吉田氏はキュウセンの26センチにタカノハの35センチを釣り上げまずまず満足して夕方を迎える。さあ次は夜釣りだ。場所は…釣れなくても超大物の夢のあるポイントがいいなと二人の気持ちが一致し、古座川河口でロクマル(チヌの60センチオーバー)を狙おうということになった。とは言いながらもグータラ者の二人はオールナイトで釣りをしようという気はさらさらない。2時間ほどやったら納竿して串本駅前の国道24号線沿いにある割烹「松すし」で
旨い魚を食べてビジネスホテルで爆睡しようと暗黙の了解ができている。ここは二人でイシダイ釣りで紀伊勝浦の磯に行く度に夜、必ず食べに行く店で天然のクエ鍋を食べてからハマッている。
余談はさておき、川向きにユムシやイワシを付けて投げ込みホッと一息したらもう6時を回っている。
さてエギでも投げてイカを釣って松すしの兄ちゃんに料理してもらおうかと冗談を言いながらルアー竿をセットしたのだが、ふとエギの前にルアーを投げてみようと思うようになったのだ。
この周辺はヒラスズキの有名ポイントだが海面はあいにくベタナギ状態でスズキを狙うには条件的には良くない…。
まあ、そやけどちょっとやってみよかと河口の左岸にある灯台脇から左に伸びている磯を少し歩いていきレッドヘッドのダイワのルアーを付けてエイッ!と30メートル程投げてみた。PEラインを通してルアーの動きを感じながらゆっくりとハンドルを回してリーリング。10回位ハンドルを回した時だろうか…ブルブルっとなにか引っかかったような気がしたのだ。周辺は浅い岩礁帯なので海草かなにかにルアーが触れたかなと思った矢先、ググっと軽い魚の引きを感じた。ウソーッツ!魚や! 何を隠そう、これまで20年以上釣りをしているが恥ずかしながら・・実を言うとルアーで魚を釣ったことは一度もない私。(ルアーはたくさん持っているのですが何度もキャストする根性がないからだと思います。いつも5投もしたらあきらめているもんですから)そして魚は沖に向かってものすごい力とスピードで走り出した。竿がギューンと弓なりに曲がり思わずリールのドラグのつまみを緩めてラインを出す。PEラインを通してゴンゴンと魚が暴れるのがダイレクトに伝わる。「吉田さん!タモお願いしますわ!」と大声で叫ぶ。魚の引きに合わせてドラグのツマミを締めたり緩めたりしながら徐々に魚を寄せてくる。まずまずの型だと思うが魚の走った方向には沈み磯があり危険である。遊び半分で投げたルアーだからルアーとはPE2号の直結びでショックリーダーなど用意もしているわけがない!ご存知のとおりPEラインは根ズレにメチャ弱い。とにかく沖で走らせ体力を消耗させる作戦に出たがこれが大正解。磯際近くで最後の力を振り絞って海底に潜ろうと暴れた後、水面にギラリと姿を現した!必殺タモ入れ仕事人の吉田氏が一発でランディングしてくれたが魚を見てビックリ!
ヒラスズキーっ!
メジャーを当てると80センチ!体高のある見事な魚体!紛れもなくヒラスズキ!ルアーマンの憧れのヒラスズキ!でも生まれて初めてルアーで釣ったのが80センチのヒラスズキ!
 

私の行きつけの東大阪は玉川フィッシングセンターの西尾店長が言っておられたがマルスズキと違ってヒラスズキの80センチオーバーは相当の腕キキのルアーマンでも滅多に釣れないらしい。釣れて大きいなと思っても70センチ位しかない場合が殆どとか…
まさに神がかり的な釣果に釣った本人もビックリ仰天!

そんな状況やからこの1匹で今夜はもうおしまい。
「吉田ハン これ今から松すしに持っていって食いましょや!ヒラスズキってメチャ旨いって誰かが言ってましたデ」と魚拓とかよりも食い気先行の私に吉田氏は「アホかオマエは!ひょっとしたらこれは日本記録かもしれん」と…・慌てて各方面に電話しだした。
全日本サーフの大物規定が変わって今年からスズキはマルスズキとヒラスズキに区分され、新設のヒラスズキは、既に90センチ級の日本記録申請が出ているようだがDランク以上釣ったらとりあえず本年度の記録としては現認してくれるらしい。
吉田氏はすぐに帰ろうと言ってくれるが、まだエサはたっぷり残っているので吉田氏に気の毒、80センチ位やったら万が一、記録だったとしても一撃でスグに誰かに抜かれますわ、明日までやってから帰りに現認してもらいましょうと、その夜は串本のホテルで1泊し、翌日紀東で釣りをした後、大台経由で奈良へ午後4時過ぎに帰宅。吉田氏がいろいろ手配してくれ、奈良から20分ほど走ったところに住んでおられる大阪協会の日本記録認定委員のI氏宅に向かい、その旨クラブの松尾会長に電話で逐一報告する。日曜日ということもあり途中、大渋滞に巻き込まれたがなんとか到着、I氏に写真を撮っていただき全日本サーフ指定メジャーで検寸。80.0センチの現認をいただく。暫し釣り談義の後、I氏にお礼を申し上げ失礼する。
あとは魚拓を2枚、キレイに取らないといけないのだが手先の不器用な私は自信がないので吉田氏にご無理を言ってお願いした。

記録についてはどうなるかはわからないが私自身はヒラスズキとの思わぬ遭遇に楽しい週末であった。


  日時  平成18年7月1日(土)午後6時30分頃

  場所  和歌山県東牟婁郡串本町古座(地磯)
        
  メンバー  レインボーキャスターズ 木下
        高槻サーフ吉田

  釣果    ヒラスズキ 80センチ(実寸)

        タカノハ 35センチ
        カワハギ 29センチ
        ベラ   26センチ

  仕掛け(ヒラスズキ)

        竿   ダイワ パシフィックファントムZ
            (ヘビーキャスティング)
        リール ダイワ カルディアKIX3000
        ライン PE2号
        ルアー ダイワ ショアラインシャイナーMM13F
             (カラー:レッドヘッド)